FCレアーレ新4年生の男の子からボールの寄付

「これ、コーチがケニアに行く時に、持っていって！ボールを買えないケニアの子どもたちに使ってもらって！」

先日、FCレアーレが参加した教育リーグで大会MVPを獲得したレアーレキッズが、賞品としてもらった新品のサッカーボールをワールドフレンズプロジェクトへ寄付してくれました。

最初、彼は自分でそのボールを使う気でいました。
試合の帰り道、「使わないのなら寄付したら？」と母親から提案されたのですが、ピカピカのボールを自分で使いたいと思ってしまうのは、小学生にとっては自然な気持ちでしょう。

しかしその数日後、
「やっぱり僕はいまのボールがまだ使えるから、他の子へあげる。」
と、彼自ら申し出てくれました。

彼の使っているボールも決して綺麗なものでなく、プリントも消えているのですが
「自分の家族に買ってもらったものだし、まだ使えるから。使えなくなった時に、また買ってもらえるように頑張るから。」
と、自分が賞品としてもらったボールは、途上国のお友達に譲ることを決心！

そして、新品のボールに自分の名前を漢字で書き入れ、今月ケニアに寄付の品物を届けに行く予定のオニコーチに、気持ちと一緒にボールを託しました。

寄付の文化があまりない日本で、寄付や他の国の友達へ興味を持つこと、物を大切にすること、他人を思いやれること、分け合えることなど、レアーレワールドが子どもたちに学んで欲しいと思っていることがちゃんと伝わり、それを行動に移してくれたこと、本当に嬉しく思います。

傍目から見たら同じように見えますが、ものを処分するための寄付と、自分にとって大事なものを誰かに分け与えることは、全く違うことです。

彼の心の葛藤と決心、それこそ彼の人生にとって貴重な経験です。

レアーレワールドは、子どもたちや関わるすべての人が、学び成長する機会を得られる場所であれるよう、ワールドフレンズプロジェクトはじめ、様々な活動に取り組んでまいります。

どなたでも、参加できますので、興味がある方は事務局までお気軽にお声がけください。

＜皆さまへのお願い＞

ワールドフレンズプロジェクトでは『物品+送料』のご寄付という形でのご参加をお願いしています。

●シューズ１足＋送料500円
●ユニフォーム上下１セット＋送料200円

海外へ荷物を送るには、段ボール１箱分の送料だけでも2～6万円、さらに関税や現地での交通費もかかります。そのため物品と一緒に送料の一部をご協力いただいています。

実は、お金を送り、新品を現地で買った方が経費はかかりません。
しかし、私たちの目的は、単にモノを提供することではなく、このプロジェクトを通して、環境問題や経済格差の問題に対する日本人の意識を変え、人と人の繋がりを作り、調和した世界へ向けての礎を作ることにあります。
上記ご理解のいただき、このプロジェクトにご参加いただけましたらとても嬉しく思います。

※シューズ、ユニフォーム以外の送料につきましては、事務局までお問い合わせください。