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サントスというレジェンドの力が、人の心を変え、ネパールを変える!

サントスというレジェンドの力が、人の心を変え、ネパールを変える!

レアーレワールドが、ネパールのトップリーグのサッカークラブであるCYCと共同でヒーロープロジェクトをスタートしたのは2019年のこと。
レアーレワールドとCYCがタッグを組み、強く人間的にも素晴らしいチームを作り上げることで、ネパールの青少年に希望をもたらし、サッカー界からネパール社会を変えていくことゴールとしています。

しかし、2020年春から2021年夏にかけて、新型コロナ感染症によりネパールは何回ものロックダウンを経験、リーグもその間再開されず、活動にギャップが生じてしまいました。

その間、プレーヤーも離散し、今期のシーズン(2021年11月~2022年3月)残ったのは5名。大半が新しいプレーヤーとなり、バラバラでチームとして機能しておらず、それが試合にも如実に現れており、3連敗という状況でした。

このままでは、ヒーロープロジェクトどころか、トップリーグから降格してしまうかもしれません。
先日ご報告したサントス選手のモチベーションスピーチは、そんな状況の中、行われたものでした。

目の前の利益を見るのではなく、自分の人生の先を見て、人を信じて努力する。
そうすると必ず素晴らしい未来が開ける。
以前は、自分もみんなと同じで、目の前の利益を追って、あちこち手のひらを返して生きていたけれど、レアーレに出逢い、それが違っていたことに気づいた。
未来を見て決めたことをやり通すと、自分の人生、家族の人生がきっとつくれる!

サントス選手が自分の経験から語る言葉は、選手たちの心にずっしりと響きます。

「自分を見てみろ!
もし昔の自分のままだったら、とっくにサッカー選手としてやっていけなくなっていて、そこら辺でふらふらしていたと思う。

けれど、日本で『未来を見る、人の気持ちに応える、やり通す』ことを徹底したら、今も現役でプレーすることができているし、家族も養える!
そして、とても満たされた生活ができている!
君たちは、みんな、まだ若く可能性がある!
自分を信じて
未来を信じて
努力すべきだ!」

レジェンドサントスの本心からのスピーチは、選手たちの目つきとエネルギーを一瞬にして変えるものでした。

そして昨日、試合前のロッカールームの円陣で、今期キャプテンを任されていた選手からサントス選手に、ぜひキャプテンをお願いしたい、とキャンプマークが渡されました。

ネパールのサッカー界のレジェンドであるサントスの言葉は、敬意の念を選手たちの間に呼び起こし、彼らの心を掴み、バラバラだったチームを一丸とし、昨日の試合は、それまでとは雰囲気が全く変わり、試合への集中力が格段にアップしていました。

それに加え、チームに規律が出て、話を聞く姿勢が変わり、オフザピッチでの立ち居振る舞いに緊張感がでてきました。

これこそが、ヒーローの持つ威力であり、ネパールのレジェンドであるサントス選手だからこそできること。
よその国からどんなスーパースターが来ても、その国の人を変えることは難しく、その国のレジェンドにしかできないことがあることを、今回、私たちも痛感させられました。

自国のヒーローにしか持ちえない影響力の凄さは、ミラクルなまでに周りの選手たちの心を一瞬にして捕らえ、選手たちに未来の希望が出てきたのを間近で感じました。

ヒーロープロジェクトは絶対に必要な活動である!と確信した一瞬でもありました。

まずは、日本とネパールに、多くの人々を導けるヒーローを育てる、それにより日本とネパールの社会を変化させていけると確信しています!
ヒーロープロジェクトは、希望を作り、未来を変える活動です。

より多くの人々とともに、希望の輪を広げていければ、とても嬉しく思います。