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【代表からのメッセージ】レアーレを作り上げてきたもの

【代表からのメッセージ】レアーレを作り上げてきたもの

レアーレを作り上げてきたもの
それは紛れもなく、レアーレを卒業していった子どもたちです。
FCレアーレは発足当初、メンバーも十分でなく、ボールを蹴ることが好き!それだけで集まったサッカー未経験の子どもたちがほとんどでした。

当然、練習も自己流だし、試合に参加しても、結果だけを聞けば、バスケットの試合なのかな?というほどの大差で負けることが当たり前。
本当に試行錯誤の毎日でした。
しかし、子どもたちは本当に素直で、コーチたちは実の父親のように、子どもたちの心と向き合ってくれていました!

今、思い返すと、こうして形になってからではあり得ないような、子どもとの関わりがたくさんありました!
子どもにとっても、私たち関わる大人にとっても、すべての出来事が大きな学びのキッカケであり、その積み重ねが今のレアーレに繋がっています。

レアーレにとって、FCレアーレの卒業生は「宝」です!
その宝物たちは『レアーレ』に所属している事を笑われました。
なぜなら弱いから。
弱いのに、挨拶はしっかり大きな声で、そして試合中もコートの外へ出たボールは、誰よりも早く取りに行く。そんな姿勢を笑われて…。

子どもたちの世界は単純です。
強いものが正しい。
強いものがカッコいい。

だからレアーレが強くなって、挨拶ができ、物を大切にでき、そして出たボールを自ら拾いに行く、そんな姿を見せられたら、子どもたちはみんな、レアーレを真似するようになるのではないか。
そんな思いで、『強いチームになりたい!』と強く思った事もあります。

色々な想いと経験を経て、今のFCレアーレの形がありますが、すべてはレアーレの子どもたちが居てくれたからこそ。
この子たちの人生にプラスになる事をしたい。その想いは今も変わりません。
そして、卒業していった子どもたちが、『レアーレ所属でした!』と誇れるレアーレでありたいと、それが私のモチベーションでもあります!

少しずつ、今までのレアーレの活動も掘り起こし伝えていけたらと思っています

先日、レアーレの保護者の方から、昔はネパールでジャージ作っていたのですか?と聞かれ、昔を思い出しました。

サッカーにお金を費やすことが、今レアーレにいる子どもたちより難しい子どもたちが多く、出来るだけ金銭的負担にならないために、そして、ネパールで少しでも仕事増やし、それが結果的に、ネパールの子どもたちが健全に、安全に暮らせるサポートになったら良いな、という思いからのことでした。
ネパールでジャージを作り、日本へ手で運んできていた時期がありました。もう、7年前とかでしょうか。

なんと!その短パンを履いているレアーレキッズが!!!

お兄ちゃんが履いていた短パンが、まだほつれもせず、穴も開かず、しっかりと履けていて!大切に使う、ということを実行してくれていて、当時の私たちの想いを継承してくれている気がして、とても嬉しくなりました。

昔を語り継ぐって、実は、大きなヒントや、気付きをもらえる、省みることができる、とても大切なキッカケかもしれないと感じ、少しずつでもそれをしていきたい、と感じました。

だいぶ記憶に自信がないので、間違って記憶していたり、私の感情で記憶していたり、事実とは、違うことがあるかも知れません。その時は、ぜひ、こっそりご指摘頂けたら、こっそり修正させてもらいます!!

いつも、レアーレワールドを応援してくださり本当にありがとうございます!!!

そして、今までの全ての想いを大切に、日々進化していけるように、ますます努力していきますので、これからもよろしくお願いいたします!

代表理事 三好彩

※写真の中の赤いパンツが、7年前ネパールで作ってもらったもの。彼のお兄さんが履いていたものですが、今でもしっかり活躍しています。サントス理事の協力を得て、ネパールのプロリーグのチームのジャージを作っている工場に行って、わざわざ作ってもらったものです。