ペイフォーワードの精神！栗山優也選手がプロ選手として得た報酬から寄付

レアーレワールドのヒーロープロジェクト育成選手として、昨年秋にネパールに渡航した栗山優也選手。
当時学生だった栗山選手には、渡航費の負担は大きすぎ、渡航費に関しては、レアーレワールドで支援しました。

「プロ契約が取れたら必ず返します。契約取れるまで日本には戻りません。」

その強い決意でネパールへ旅立って行った栗山選手は、その言葉通り、プロ契約を勝ち取り、チームをリーグ降格の危機から救い、マンオブザマッチを受賞するなど、きっちりと結果を出して帰国。
自分が得た報酬の中から、渡航費として私たちがサポートした金額を、ヒーロープロジェクトのために使ってほしいと、レアーレワールドへの寄付という形で返してくれました。

「レアーレワールドと出会えてなかったら、海外でプロ選手になることはなかったと思います。この出会いにより、自分の人生は大きく変わりましたし、ネパールに行って選手として、人として確実に成長できたという手応えがあります。
そんな人生を変えるきっかけを、より多くの若者に経験してほしくて、いくらかでもそのお手伝いができないかと思い、今回、ネパールで得た報酬の中から寄付をさせていただきました」（栗山選手）

栗山選手を信じたレアーレワールド、そしてその信頼に応えてくれた栗山選手。

信頼に応えたいという気持ちがあったからこそ、厳しい途上国の環境の中でも踏ん張れ、契約を勝ち取り、ものすごいプレッシャーを跳ねのけて結果を出すことができたのだと思います。

社会貢献という言葉が、日本のあちこちで語られるようになった昨今、社会貢献したいと語る若者は大勢いますが、その言葉の真の意味を理解して、実行できる若者はそう多くはいません。

社会に貢献できる人間になりたければ、まず自分自身が自分の足でしっかり立ち、自分の発言と行動に責任を持ち、社会に役立つだけのものを身につけなければならないからです。

栗山選手は、プロ選手としてチームに貢献し、厳しい状況の中、果敢にチャレンジしながらも、時間がある時は、後輩たちの相談に乗り、FCレアーレネパールの子どもたちの練習にも参加してくれました。

プロ選手は往々にして、自分のキャリアのことだけで精一杯になりがちで、後輩の育成など関心のない人も多いのですが、栗山選手は違います。

自分がここまでくるまでの間に、お世話になった多くの恩師や先輩への感謝の気持ちが、常に彼の中にあるからです。自分を励まし、支え、導いてくれた人々のためにできることは、今ここで結果を出すことと、後輩や青少年たちに自分がしてもらったことをしてあげること。

まさにペイフォーワードの心です。

そういう気持ちで活動しているからこそ、多くの人が栗山選手を支持し、応援し、そして栗山選手を応援することで周りの人も良い方向へと変化していくことができるのです。
誰かから受けた応援を、その次の誰かを応援することで返す、その先送りの精神が、応援の輪を広げ、頑張る若者たちの可能性を広げ、より多くの青少年の夢と希望となる。
ヒーロープロジェクトでは、次世代のリーダーを育てつつ、ペイフォーワードの流れを作ることも目的としています。

今年度も、果敢に海外チャレンジする若者をサポートすると同時に、ペイフォーワードの輪をさらに広げていきたいと考えています。

また、栗山選手は、今年度も海外での活動を継続予定で、新たな挑戦の場を模索中。レアーレワールドも引き続きサポートして参りますので、どうぞ応援のほど、よろしくお願い致します。

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