- Hero Project
APF.FCにて、サントス理事のモティベーションスピーチ
5月15日、 レアーレワールドは栗山優也所属する「Nepal APF.FC(ネパール武装警察サッカークラブ)」を訪問。
リーグ最多得点記録保持中のサントス理事が、「APF.FC」の男子チームおよび女子チームに対して、モチベーションスピーチを行いました。
サントス理事は先日まで、「スリスター」という名門チームに所属していましたが、ネパールのサッカー界を良くしようと行動、発言した結果、退団を宣告されてしまいました。
ネパールの良いところだけでなく、裏側の悪いところも全て知っているサントス理事。だからこそ、長年このリーグで、この国で、結果を残し続けてこれたと思います。
誰よりも苦労し、時には批判もされたりするのが、スターでありストライカーです。
2015年、サントス理事は日本渡り、その後大きく心身ともに自分自身を大きく変えました。自分を信じて、努力し続け、どのように身体を管理し、トレーニングするかを学びました。
そんな彼だからこそ、自分の母国ネパールの可能性を、自分自身の身体とプレーで表現することができます。
その彼のスピーチを聞く選手たちの姿勢と眼差しは、今までに見たことないぐらい真っ直ぐで真剣なものでした。
- 実力があればどこの国でもいける。
- 不可能なんてないんだ。
- いつ誰が見てるかわからない。
- 自分で限界だとか、劣ってるとか思ってることが「劣り」なんだ。
- 厳しく険しい道なのは当たり前。
- だからこそどんなときも努力し続けるんだ。
- 自分の可能性を信じ続けるんだ。
- 私ができるんだから、あなた達はまだ若く、可能性も体力もまだまだたあるんだ、まだ間に合う。
男子チームにも女子チームにも、選手たちの心に響き、彼らの目の色を変えるような言葉でした。
スピーチの後、レアーレワールドに寄付していただいた靴を、これからを担う選手たちに、希望と期待を込めて託しました。
選手たちは
「素晴らしい時間と贈り物をありがとう」
「今まではこれぐらいでいいやとか練習時間しか努力してなかったけど、僕より年上のサントスの言葉を聞いて、もっとできるんだ!という気持ちになった」
とコメントしてくれました。
そしてさらに、サイズが合う靴がなく、靴を受け取れなかった選手まで、ありがとうと言葉を送ってくれたのです。
そんな若い彼らが今度は彼ら自身のプレーで次の世代に夢と希望などを与え刺激となり
受け継いで行くような世界と循環が出来るのが我々の一番の喜びです!
Text by ヒーロープロジェクト育成選手 栗山優也