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自分が恵まれた環境にいたことをネパールで知るー栗山選手からのメッセージ2
ヒーロープロジェクトとして、ネパールでプロを目指してチャレンジしている栗山優也選手。
海外で実際に生活してみることで、初めてわかること気づくことがあります。
今回は、ネパールのプロ選手の練習に参加してわかったこと、感じていることを語ってくれました、
「ネパールのプロチームの練習に参加してまず最初に感じた事は、とにかくグランドや環境がとてもひどいこと。その上、選手が平気でごみなどをピッチに捨てることに驚きました。
サッカーをめぐる環境もサッカー用具もコーチの質も、日本はとても恵まれているのだと気づかされました。
ネパールではサッカースパイクさえも、ちゃんとしたものをまともに買えなく(そもそもマーケットに売られていない)、海外に行った人に買ってきてもらわなくてはならないような状況です。
もちろん、キーパーグローブもおなじです。
日本ではものがたくさんありますが、我々日本人はそれを大事にしなくてはならないし、日本の環境のがどれほど有難いものだったかはじめて実感しました。
また、チームメイトのキーパーに話を聞くと、ネパールでは知りたくても教えてくれる人がいない、そもそも知識を持っている人がいないと言います。
多くの日本人は情報や知る手段があるのにも関わらず、行動をしない傾向が強いと感じますが、ネパール人は這い上がりたいという想いが強いため、自分が知らないことを貪欲に知りたがり、自分にもとても沢山のことを聞いてきます。
自分は、知る限りのことを答えています。それにより、彼らやネパールのサッカーが少しでも良くなることに貢献できれば嬉しいです」(栗山優也選手)
世界中で多くの人々にプレーされているサッカー。しかし、サッカーをめぐる環境や、サッカーにかける想いは、国によって様々です。
海外でプレーすることでそれらの違いを肌で感じ、選手として、人として、リーダーとして、さらに成長してほしい。私たちレアーレワールドが、ヒーロープロジェクトを通して、ヒーローの卵を積極的に海外に派遣するのはそのためです。
また、共にサッカーをプレーすることで、言葉を超えたコミュニケーションが生まれます。
ピッチでは、先進国も途上国も、民族も、言語も関係なく、日本人もネパール人も一人の対等な選手で、ただサッカーの実力のみの勝負です。
そういう体験ができるのは、若者の人生にとって貴重な機会ではないでしょうか?
レアーレワールドは、ヒーロープロジェクトをはじめ、スタディツアーなどを通して、高校生や大学生などの若者に、海外の若者や子どもたちとサッカーする機会を提供してまいりますので、これからもご支援、ご協力のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。