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『気づく力』~ヒーロープロジェクト育成選手・田辺祐太郎が最近感じたこと
ロロシトアでのある夕食の時の話です。
僕はテーブルの真ん中の席にいつも座って、夕食を食べさせてもらっているのですが、コーチ達は端の席に座っているため、遠くにあるおかずを取りたくても届きません。
なので代わりにとってという意味で、お椀を僕に近づけたのですが僕はそれに気づかず、1人で黙々と食べてしまっていました。その後のお茶を取ってというジェスチャーにも気づきませんでした。
右を向いている時に、僕の背中でそのジェスチャーをしていてやっぱり気づかないなぁと冗談半分で言われてしまいました。
僕は「それは見えないでしょ(笑)」と言ってしまいましたが、実際にはそうではなくて。
飲み終わったコップを机にコツって置いた音だったり、自分が食べながらでも周りを見て何か取ろうとしてないかなとか、誰かがとる時に自分がお皿を抑えれば取りやすいかなとか、そういう事に意識を働きかければ気づくことができたはずなんです。
これはご飯の話だけに限らず、生きていく中で身につけられたらとてもプラスになことだと思うんです。
サッカーに置き換えても、自分がここに動いたらてDFがついてきて、このスペースが空くなとか、相手サイドバックのポジショニング悪いから裏が取れそうだなとか、そういう細かな事に気づくことが出来ると思うんです。
なので、この生活の中で些細なことに気づくことが出来たら、それは当たり前の事なんかないと分かり、ありがとうというという感謝の気持ちに繋がると思います。
僕もまだまだ出来ていないのですが、この記事を見ている方にも一緒に『気づく力』を意識して行動すると、気持ち良い毎日が過ごせるかも知れません。
ヒーロープロジェクト 田辺祐太郎
ヒーロープロジェクトでは、育成選手はレアーレワールドの代表宅で生活を共にしており、生活の中から選手としてだけでなく、人として成長していけるようにサポートしています。
ここでは、育成中の選手たちが、その中で感じたことや、レアーレの活動を通して感じたことを綴っています。
選手たちの成長を通して、チャレンジする勇気を感じてもらえたら嬉しいです。
成長途上の選手たちですが、日々、一歩一歩前進していますので、ぜひ応援してください!