• FC REALE Nepal
  • World Friends Project

手書きのNo.9ボーイがマンオブザマッチを獲得!

手書きのNo.9ボーイがマンオブザマッチを獲得!

郡大会予選リーグを戦っていたFCレアーレ・ネパールの社会人チーム。
7チーム1グループのリーグでの全試合を月曜日に終えました。
結果は2勝1敗3引き分け。

残念ながら決勝トーナメント進出はできませんでした。

しかし、嬉しいニュースがひとつあります。

レアーレワールドのネパール活動のプロモーションビデオに登場する背番号9番をシャツに手書きしていた少年、サンデシュが月曜日の試合でマンオブザマッチを獲得したことです。

ビデオ撮影当時14歳だったサンデシュも、現在は16歳。

動画の中で、日本の子どもたちがレアーレカップの参加費として寄付してくれた靴を、ネパールのサッカー界のレジェンドであるサントス理事から受け取り、感激し、シャツの背中に「9」とマジックで書き込んでいたあの少年です。

サッカーの歴史において、背番号9番は、多くのエースストライカーが着用してきた番号で、サントスも背番号9を背負ってプレーしています。

自分もいつかサントスのようなヒーローになる!そんな思いを込めてマジックで書かれた「9」でした。

あれから2年経ち、U15を卒業したサンデシュは、現在FCレアーレの社会人チームでプレーしています。ポジションはもちろんフォーワードです。

憧れのサントス選手からもらった靴を抱きしめ、プロ選手になることを夢に見て頑張ってきたサンデシュ。
あの日サントス選手からもらったものは、単なる靴ではなく、希望でした。

貧富の差が日本では考えられないくらい大きいネパールでは、経済的に厳しい家庭では、子どもたちが、お金のかかるサッカーをやることを良しとしないこともよくあります。

そんな環境にいる子どもたちにレアーレワールドが届けたいのは、単なるシューズではなく、希望と、努力するきっかけと、努力できる環境です。

いつかプロ選手になる。サントスのようなストライカーになる。
体は小さいけれど、その分、小回りをきかせ、とにかく必死で走り、最後までボールを追いかけるサンデシュのプレーは、試合でも目を引きました。

試合後、マンオブザマッチで名前を呼ばれたことに、驚きながらも嬉しそうだったサンデシュ。
その笑顔は、私たちにとって何よりも励みになります。

ワールドフレンズプロジェクトを通して、サンデシュのような青少年が増えることが、私たちの願いです。

レアーレワールドでは、靴の寄付、寄付を海外へ送るために送料の寄付を随時受け付けています。
詳しくは、下記のページをご覧ください。

世界中に笑顔の輪、希望の輪を広げるワールドフレンズプロジェクトに、一人でも多くの方に参加いただければとても嬉しく思います。