- REALE Online Academy
第1回オンラインイベント開催!スピーカーは野田雅恵さん
オンラインレアーレアカデミーは、世界で活躍するリーダーの育成を目指し、世界で活躍する様々な分野のプロフェッショナルが知識と経験をシェアする場です。年齢問わず、人々が繋がり、お互いに学び、成長することを目的としています。
5月31日(月)、記念すべき第1回目のイベントが開催され、約60名ほどの皆さんが参加してくれました。
スピーカーは野田雅恵さん。
野田さんは、NODAレーシングコンサルタンツ株式会社の社長でもあり、15歳にして世界で活躍する女子レーシングドライバー、野田Jujuさんのお母さんでもあります。
デンマークのサーキット場からつないでお話ししていただいたのですが、後ろをレーシングカーが走り抜けていく様子は迫力満点でした。
今回のトークテーマは「やりたいことは、全てやる!」
野田さんのエネルギッシュでパワフルな魅力全開の1時間半でした。
野田さんが伝えてくださったのは行動と学びの大切さ。
それは子どもだけでなく、大人にとっても大切なことです。
大人は自分の人生を糧に子どもに物事を説こうとするけれど、時代は変化し続けています。
使えるツールだって昔とはずいぶん違っていることも多い。
だから、大人だって時代に応じて、新しいものを活かす方法を学べばいいのです。
子どもから学ぶこともあるでしょうし、自分が新たに学んだことを教えることにだってつながります。
参加者から、親として子どものやりたいことにどう向き合うべきかという問いがありました。
野田さんが強調したのは、子どもに対して「ダメ」と言わないこと。
子どもが親に何かをやりたいと伝えてきたということは、本人が考えた結果のはずです。
それに対して、無理だ、ダメだと否定したら子どものやる気を削いでしまいます。
子どもがやりたいと言ったなら、やらせてみればいい。
それが野田さんの答えです。
大切なのは、子どもの自主性や、やる気を促すこと。
そのために時間の大切さ、また時間の使い方を考えさせることも効果的です。
そうすることで、子どもは自分がやるべきことをやるための段取りや手段を考え、行動につなげていくようになります。
何かをやりたいと思ったら、自分のその気持ちを尊重すること。そして、がむしゃらにやってみよう!
そうすれば、自分をよく知ることができるし、自分に合うやり方が見つかるというのが、野田さんからの子どもたちへのメッセージです。
自分の意志を大切にするために、まず朝は自分で起きるところから!との激励に、子どもたちはやる気の笑顔を見せていました。
一方で親は、子どもが何かをやりたいと言ったなら、寄り添い、応援してやること。
そして、ちゃんと応援していることを伝えることが大切だと野田さんはおっしゃっていました。
お話を伺って強く感じたのは、幼い頃からひたむきに努力を傾けてきたバレエからの学びが、今の野田さんを形成しているのであろうということです。
様々な人との関わりの中で自分が生かされていることを理解し、感謝の気持ちを育んだこと。
苦難を乗り越えてきたからこそ、大変なことはいつか楽に感じられると思えるようになったこと。
そういうご自分の体験からの学びとともに、相手に言葉だけではなく行動で伝えることの大切さを教えてくださいました。
野田さんのアドバイスは、経験に支えられているからこそ実用的です。
たとえば、続ける大切さ。
やると決めたなら、自分の言葉に責任を持つ。
でも、やってみて向かないということがわかったなら、方向を変えてみればいい。
いずれにせよ、やるという一歩を踏み出さないと そのどちらにもたどり着けないということです。
何がやりたいのかを問うのも大切だけれど、「何が欲しいのか」を考えてみたらいい、という意見も然り。
そうすれば、その欲しい物を手に入れるためにはどういう手段をとればいいのか、具体的に考えやすいから。
いろいろな人の目を借りて視野を広げようという言葉にもうなずけました。
案外、親には自分の子どもの可能性は分かりづらいもの。
だから、子どもを評価してくれる人を見逃さないことが大切なのだそうです。
野田さんこそが、そうやって人の目を借りて視野を広げ、娘さんの可能性をも広げてこられたのでしょう。
人との関わりの中でこそ自分の世界は広がっていくし、それをどう広げでいくかを考えることで、行動につながるような気がしませんか?
行動して、人に出会い、会話をする。
そこから自分に必要なものを選び取っていけば、さらに世界が広がっていく……ということなのじゃないでしょうか。
バレエをやっていて緊張でつぶれそうになったとき、それを楽しまないでどうするの、とある人からかけられた言葉で思考を切り替えられた、という野田さんこそが、人とのつながりの中から活路を見出してきた人なのでしょう。
そんな野田さんは、人生のゴールとしてポルトガルにいる自分の姿を思い描いているのだとか。
お祖父様に、人が思ったことは何でもできるんだよ、と言われてから、頭の中で自分が描くものは実現すると信じ、実現してきたのだそう。
だから野田さんは、人生のゴールに辿り着けると信じているのです。
できないことは想像できないのだから、やりたいと思ったらやればいい。
やり続けることが大切!
野田さんの素敵な笑顔とパワフルな言葉は、参加者に考えるきっかけと、一歩踏み出す勇気を与えてくれたに違いありません。
オンラインレアーレアカデミーでは、毎月イベントを開催予定です。
次回のイベントは6月29日。
世界に一つしかないハイパーカーを販売している地下圭多さんをお迎えします。
20代という若さで世界を舞台にビジネスを展開する地下さんの体験談は、多くの人の視野を広げてくれるに違いありません。
詳細が決まりましたら、改めてご案内致しますので、奮ってご参加ください。
また、随時会員を募集中です。
会費月額1,000円(税込)から得た利益は、社会貢献活動のために使われます。
詳しくは、こちらをご覧ください。
https://realeworld.com/online-reale-academy/
Text by 潮地愛子