• FC REALE Japan
  • REALE CUP

レアーレカップで集まったサッカーシューズが届けられる先

レアーレカップで集まったサッカーシューズが届けられる先

エチオピアの子ども達についての事前学習会

未来のレアーレグラウンドに、FCレアーレキッズ小学4年生から6年生と保護者が約20名、ひとつのテーブルを囲んで集まりました。

10月30日に開催されるU-12 レアーレカップ2021で、彼らが参加費の代わりに寄付するサッカーシューズが届けられる予定の、エチオピアの子ども達についての勉強会です。

FCレアーレの子どもたちには、今日聞いたことを模造紙にまとめて、レアーレカップ当日に他の参加チームの子ども達に説明する役目が割り当てられています。

「REALE WORLDでご縁のあるエチオピア出身のYonasさんからうかがった、エチオピアの子ども達のお話を、不自由なく暮らす日本の子ども達の心は耐えられるだろうか」

今回の事前学習会で子どもたちに説明してくださった服部さんは、それが心配だったと言います。

エチオピアの首都、言語、主食のことに続いて、どんな子ども達に届けられるのか?などをお話ししてくださいました。

「お父さんやお母さんがいない子ども達、捨てられてしまった子ども達もたくさんいます。

国やお金のある人のサポートで運営されている保護施設に入れた幸運な子ども達は、そこで勉強や運動ができて、食事も無料で提供されます。でも、その施設に入れないたくさんの子ども達は路上で生活しているのです。ボロボロの服、裸足、お腹すいた、お金ちょうだい…ゴミをあさって食べものを探している子がたくさんいます。愛情もわからない子がたくさんいます。」

子ども達の顔からは笑顔が消え、真剣な眼差しをこちらに向けています。

子ども達のひとりから質問がありました。

「路上で生活している子ども達を見た時は、Yonasさんはどういう気持ちですか?」

その光景を、日本の子ども達には想像するのが難しいようです。

私達の活動には、サッカーを通して様々なことを学ぶことが盛り込まれています。事実を受け止め、思いやりの心、感謝の気持ち、辛い境遇にいる同じ年の子ども達に自分は何ができるだろう…

どんなことでもいい、自分の中の何かを動かす「きっかけ」を掴んで欲しいと服部さんは言います。

それがいずれ大きな力になることを願っています。