高校生のロハン選手が、FCレアーレ・ネパールに寄付！

FCレアーレ・シニアチームのプロリーグ予選参加にあたり、ロハン選手がチームに活動費として5000ルピーを寄付してくれました。

ロハン選手は、ネパールでFCレアーレがスタートした当初からの選手で、8歳のときレアーレワールド企画の国際交流プログラムにて2014年に来日。
その後もずっとFCレアーレに所属し、日本での様々な経験から学んだことを、ネパールに戻ってからコツコツと練習で実践。
2022年の夏には若干16歳にてU-20ネパール代表メンバーに選ばれました。

レアーレワールドのサントス理事は、ネパールに行くたびに、ロハン選手に技術的な指導はもちろん、一流の選手になるために必要なアスリートとしての心構え、生活習慣から生き方まで、ずっとアドバイスをしてきました。

プロ選手のマインド、ペイフォーワードの精神。

そして、サントス理事を信じて、ここまできたロハン選手。

5,000ルピーは、日本円にして約6,000円。
そんなに大した金額ではないと思うかもしれません。

けれど、毎月お小遣いをもらっている日本の高校生の何人が6,000円を自分が所属する団体に寄付できるでしょう？
さらに、公務員の初任給が2万円程度のネパールでは、5,000ルピーの重みが日本とは違います。

FCレアーレに育てられた。

5,000ルピーの寄付は、それに対するロハン君の感謝の気持ちの表れです。

どんな手を使っても近道で上に行くのが利口という最近のネパールの風潮の中で、努力すること、感謝することを実践するロハン選手のような存在は稀有であり、彼のような人材が育っていることは、大きな希望と言っても過言ではありません。

ロハン選手！ありがとう。

感謝することを忘れず、努力し、自分の人生を自分の手で切り拓き、自立できる若者を育成することは、ネパールのFCレアーレの大きな目標となっています。

多くの後輩たちがロハン選手の活躍や行動を見ています。
これからもたくさんの子どもたちを希望へ導くために、FCレアーレでは活動を続けてまいります。

どうぞ応援のほど、よろしくお願い申し上げます。

Text by　事務局　宮本

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