- FC REALE Nepal
U13の100名以上の地元の子どもたちが参加!悔さ、喜びとともに走った19日間のリーグ戦が終了!
週3日のトレーニングと週末の試合を組み合わせたフットボールフェスティバル「U13レアーレカップ2022」が、ネパールのティミ近郊の子どもたちを対象に、3月1日から19日まで、ティミにあるレアーレグラウンドで開催されました。
サッカー経験者、初心者、男子、女子など、エントリーした子どもは100人以上。
U11の4チームと、U13の6チームに分かれサッカーを楽しんだ19日間、それぞれのチームには、コーチトレーニングの一環として、FCレアーレのシニア選手がコーチを務めました。
初戦のあった3月5日は全チームが揃い、ティミの市長さんを招待しての開会式を行い、その後リーグ戦がスタート。サッカーの試合は初めてという子どもたちもいる中、とにかく必死でボールを追いかける姿が印象的でした。
第2週目の3月14日、この日は急に夏の日差しとなり、土埃がすごいグラウンドで、水まきをしながらも、8試合が行われました。子どもたちも、前回よりは試合慣れしてきた感じで、チームプレーがところどころで見られるようになりました。
3月19日は最終日で、最後の試合が行われましたが、この試合の結果でチームの順位が決まるとあって、どの試合もエキサイトしたものになり、大いに盛り上がりました。
子どもの成長スピードというのはとても早いものと感心させられたのですが、初戦とは比べ物にならないくらいプレーが上達し、どの試合も見応えがありました。
最初はサッカーのルールもよくわかってなかった子どもたちが、ここまで成長したことに驚くとともに、とても嬉しくなりました。
ネパールでは、体育の実技として授業で、スポーツ競技をきちんと教えてくれる学校がほとんどありません。小さい子どもたちを対象としたスポーツ大会というものもほとんどありません。
そんな中にあって、トレーニングと試合を両方体験できる今回のレアーレカップは、サッカーを知る機会や試合を経験する機会、新しい友達と出会う機会を子どもたちに提供するものとなりました。
子どもの大会ではありますが、開会式、閉会式も行い、試合ごとに審判を先頭に選手が入場する本格的なスタイルを子どもたちに体験してもらうこともできました。
初戦のあった3月5日は全チームが揃い、ティミの市長さんを招待しての開会式を行いましたが、最終日である3月19日もティミの市長さんをはじめ、スポンサー企業様の代表者の方々をゲストにお呼びし、全選手が揃っての表彰式を開催。
表彰式では、優勝、準優勝に加え、得点王、ベストゴールキーパー、MVPを選出、来賓の方々からトロフィーやメダルを授与してもらい、子どもの大会ながら本格的な大会の雰囲気を子どもたちに体験してもらうことができました。
勝つ喜び、負ける悔しさ、いいプレーができたができた満足感、思ったようにプレーできなかった苛立ちなど、きっと、子どもたちそれぞれが、いろんな思いを経験した19日間だったと思います。
コーチレベル1のトレニーングのとして子どもたちの指導を受け持ったコーチ初体験のレアーレの選手にとっても、自分でプレーするのと子どもに教えることの違いや、チームをまとめる難しさ、チームづくりの楽しさなどを経験する貴重な19日間になりました。
参加した子どもたちに喜ばれたのはもちろんのこと、今回の試みは保護者の方からも喜ばれ、このようなイベントをまたやってほしいという声も出ています。
子どもたちの中には、この3週間をきっかけに、サッカーを続けたいという子どもたちが出てきて、そういう子たちにはFCレアーレにジョイントしてもらうことになっています。
今回はU13だったのですが、対象外となってしまった14歳以上の子どもたちからは、自分たちの対象年齢の大会をやってほしいというリクエストも!
多くの人に喜ばれ、子どもたちに希望を届けることができたことは、今回の大会の1番の成果だったのではないかと思います。
また、このような大会を開催をすることができたのは、多くのご支援があってのことと深く感謝申し上げます。
このグラウンドのフェンスプロジェクトにご協力くださった株式会社OnLine様はじめとする多くのサポーターの方々、本当にありがとうございます。活動できる場があるというのは本当に大きなことです。
また、日本のたくさんのチームや選手のみなさん、ユニフォームやビブス、シューズを寄付くださり、ありがとうございました。日本の子どもたちや選手とともにプレーしてきたユニフォームやシューズは、今、ネパールの子どもたちと一緒にヒマラヤの空の下で駆け回っています。
そして、 レアーレワールドの活動をいつも支えてくださっている皆様、本当にありがとうございます。レアーレワールドへの寄付金は、ネパールでの様々な活動に活用させていただいています。
さらに、大会を盛り上げてくだあった、市長さん、地元のスポンサー様、地域の方々、本当にありがとうざいました。地域の人々とともに、さらに、子どもたちのための活動を大きくしていければと思います。
たくさんの人のおかげさまで、活動できていることを忘れずに、さらに、たくさんの人々に希望をもたらす活動をしてまいります。ぜひ、これからも応援のほど、よろしくお願い申し上げます。