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大会の余韻、今も心に!レアーレカップ、終了後のインタビューから

大会の余韻、今も心に!レアーレカップ、終了後のインタビューから

レアーレカップから1ヶ月半。
私たちは今、大会後にレポートを作成に取り掛かっています。
今回はなるべく多くの声を載せたいと考え、参加チームの方々にも電話でインタビューしています。

その中のある親子さんとのやりとりを一足先にご紹介します。

先にお話したのは、選手のお母さんで
「とにかく参加してよかった!その一言に尽きます!」
とおっしゃってくださいました。

これまでの当たり前が当たり前でなくなったコロナ禍で、子どものサッカーにもいろんな制限がかかりました。
レアーレカップのことも、どんなチームなのか、県内とはいえコロナなのに参加していいのか等々、保護者間でもいろんな考えがあったそうです。
でも、行ってみると、本当に楽しく「コロナを忘れさせてくれました!」と電話の向こうの声は熱を帯びてきました。

「子どもたちは、試合ができることを喜んでいたし、大会のクオリティが想像を超えていて、度肝を抜かれました!」

参加費が、履けなくなった靴?
ユーチューバーが来るの?
食育の話聞けるの?
手伝いの保護者の人たちがインカムつけてる?
生演奏あるの?

もう全てが想定外のことだらけでびっくりだったと!

聞けば、保護者の考えもあって参加を取りやめた選手もいたそうです。

「子どもだけでも連れていってあげたらよかった」
「強引に連れて行ってあげたらよかった」

参加した保護者の方々は、地元に戻ってから行けなかった保護者の方々に謝ったそうです。あの大会をみんなで経験させたかったと。

そのお母さんは、レアーレカップを通して、子どもが「成長している」ということを、すごくリアルに実感されたんだそうです。例えば、食育の講座で学んだことを、生活の中で子どもが自ら意識するように変化していたり。

「いつまでも子ども扱いしていたいのです親は。でも、子どもたちは階段をどんどんあがっている。それをこの大会を経験した子どもの様子からはっきりと感じて・・・。寂しさもあるんです、でも成長なんですよね!」

そう話してくださって、お母さんの気持ちが痛いほどわかって胸が熱くなりました。

お子さんは6年生。卒業したら子どもたちはそれぞれの道に進むので揃ってサッカーすることもなくなるでしょう、とおっしゃっていました。

「もし、将来レアーレカップのOB大会が開催されるようになったら、その時は、大きくなった子どもたちと一緒に参加したいです!」

お母さんからの思いがけない未来の話にびっくりするやら嬉しいやら! 
「離れていますが、声掛けてください!」
嬉し泣きしながら予定をオーバーしてお話させていただきました。

それから数日後に、今度は息子さんにインタビューしました。
知らない人に「インタビュー」されるのですからすごく緊張していたんだと思います。一問一答、「はい」「いいえ」が、精一杯な感じでした。

そろそろ切り上げようかなと思った時、「最後にいいですか?」となんと彼の方から切り出してきてくれたのです。

「是非お願いします」と言うと・・・。
「レアーレカップに、参加できて、ありがとうございました!」

目の前が滲んで見えなくなってしまいました。

この声、本気で録音しておきたかった!!!
きっとこの話が来てから、ずーっと考えていたんだと思うんです。そして、これだけは言おうと決めていたのだと思うのです。だから話が終わりそうになって、勇気を振り絞ってくれた、そういう声でした。

「・・・とっても嬉しいです、ありがとう!」

最後は、こちらが精一杯の声になってしまいました。

長文になりましたが、私たちのレアーレカップ、たくさんの方々のご支援とご協力のもとに開催することができた大会に、こんなにも感動してくださった人たちがいます。

あの日、ピッチに響いたレアーレスペシャルブラスの音のように、その「余韻」が今も響いている! 未来に希望を持ってくださっている親子さんがいます!

この親子さんだけでなく、インタビューに応じてくださったみなさんがそれぞれに、何か明るい気持ちを、希望を、レアーレカップに感じて、見出してくださっています。

レアーレカップは来年も続きます。「本気と社会貢献」のこの大会を、私たちは、今後ますます多くの方々と共に、熱く本気で盛り上げていきます!