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ネパール代表キラン選手がプレゼンテーター!100人以上の子どもが参加した6th REALE CUP in Nepal
レアーレワールドは、ネパールにおいて、8月19日から9月14日までの約4週間、第6回目となるレアーレカップ「レアーレサマーリーグ2024 U11•U13•U15」を開催しました。
個人での選手登録方式だから、チームに入ってなくてもサッカーが楽しめる
サッカーが盛んなネパールですが、子どもの大会はほとんど開催されることがありません。
しかし、子どもたちは試合が大好きで、大会があることは、練習における子どもたちのモチベーションにも大きく影響します。
レアーレワールドでは、試合をする機会の少ない子どもたちに、試合の機会を提供することで、サッカーをより楽しんでもらいたいと考え、毎年、ネパールでレアーレカップを開催しています。
今回は、個人での選手登録をしてもらい、クラブに所属していない子どもたちにもサッカーに触れる機会を提供しました。
コーチの卵たちが子どもたちと一緒に奮闘
登録した選手たちは、チーム分けされ、チームごとに平日は朝練、土曜日はリーグ戦に参加しました。
今回も、100名以上の登録があり、U11とU13がそれぞれ5チーム、U15は4チームとなり、FCレアーレトップチームの選手たちが、それぞれのチームの指導にあたりました。
ネパールにおけるレアーレカップは、できるだけ多くの子どもたちにサッカーを楽しんでもらう場であると同時に、コーチを目指すFCレアーレトップチームの選手たちがコーチワークショップで学んだことを実践する場にもなっています。
コーチたちは、子どもたちにサッカーのベーシックなスキル、サッカーのルールを教えるだけでなく、チームワークの大切さや、努力が変化を生むこと、勝った時の喜び、負けた時の悔しさなど、サッカーの醍醐味を伝えるべく、子どもたちと共に奮闘。
子どもたちにとっても、コーチを務めるトップチームの選手にとっても、貴重な学びの機会となりました。
ケレメジャパンプレゼンツ!モルテンのMY FOOTBALL KITと
アスリートファーム伝授の食育講座
リーグ戦の中盤、9月6日には、レアーレカップスペシャルイベントとしてワークショップを開催しました。
スポーツを通して様々な学びの機会を提供することは、レアーレカップの大切な目的のひとつです。
前半はレアーレワールド・ネパールの代表でありプロコーチであるバル・ゴパル監督から食育についてのお話をさせてもらいました。
今回、子どもたちや保護者の方々にお伝えした食についてのお話は、FCレアーレのコーチやトップチームの選手たちが、アスリートファームの岡田竜一先生から学んだことの一部。
炭水化物とタンパク質はどんな食品に含まれているか、いつ、どのように食べるのが良いかのという基本中の基本のお話をさせてもらったのですが、このような情報が少ないネパールではとても有益な時間となりました。
後半は、株式会社モルテン(本社:広島県広島市)が展開するMY FOOTBALL KITを子どもたちに組み立ててもらいました。
3~4人のチームに分かれてのチャレンジでしたが、キットが配られると、子どもたちの目がキラキラ輝きはじめ、早くやりたいとフラインイングするチームも!
いざ始まると、会場はワイワイガヤガヤ、みんな楽しそうに真剣に取り組んでくれました。
リーダーシップをとる子がリードしてどんどん進めるチームがあるかと思えば、意見が分かれて試行錯誤状態のチームもあり、マニュアルを無視して全然違う方向に進んでしまったチーム、途中からわけがわからなくてコーチに丸投げしようとするチームなど、普段の練習とはまた違う、子どもたちそれぞれの個性が浮き彫りになったように思います。
今回は、一緒に参加してくれた保護者にもMY FOOTBALL KITにチャレンジしてもらいましたが、意外にも子どもたちよりも保護者の方が組み立てに時間がかかっていました。
なお、今回使用したMY FOOTBALL KITは、トータス株式会社(KELME JAPAN /本社:千葉県千葉市)のCSR活動としてレアーレワールドに寄付いただいたものです。
おかげさまで、ネパールでたくさんの子どもたちに作る楽しみと、自分たちが作ったものを使う楽しみを味わってもらうことができました。
ネパール代表キャプテン・キラン選手の登場に、大興奮の子どもたち
U11、U13、U15、それぞれのカテゴリーで毎週土曜日にリーグ戦を戦ってきた子どもたち。
何年もサッカーを続けている子から、ビギナーの子までがまじって、この大会期間中だけのチームに分かれてサッカーに取り組んでもらった4週間でした。
最初はバラバラだったチームも、日を追うごとに、徐々にチームプレーが見られるようになり、勝ってみんなで喜び、負けて全員で悔しがり、失敗して落ち込んで、それでもまた練習して次の試合にのぞむ中で、どんどん逞しく、4週間という短期間でも子どもたちそれぞれに成長が見られました。
そして、迎えた最終日。
レアーレワールドのヒーロープロジェクトメンバーであるネパール代表キャプテンのキラン選手がプレゼンテーターとして登場し、子どもたちのモチベーションは一気に上昇!優勝決定戦に相応しい真剣勝負の試合が行われました。
試合後の表彰式では、優勝、準優勝のトロフィーとメダルの授与、MVP、得点王、ベストゴールキーパーへの賞品の授与が、キラン選手をはじめ、来賓たちによって行われました。
ベストゴールキーパー賞のプレゼンテーターは、もちろんゴールキーパーであるキラン選手が務め、子どもたちは嬉しさと緊張が混じった顔で賞品を受け取っていました。
全員に授与される参加証書は、子どもたちにとって記念となるに違いない、ネパール女子U19監督経験を持つバル・ゴパル監督と、ネパール代表キャプテンのキラン選手のサイン入りです。
レアーレカップでのさまざまな体験は、きっとこれからの子どもたちの希望や頑張る力になってくれることと思います。
日本のクラファンの支援で、整備されたレアーレグラウンドで開催
第6回目となる今回のレアーレカップも、これまでと同様、ネパールの首都カトマンズの郊外にあるマディプールティミ市にあるレアーレグラウンドにて開催されました。
レアーレグラウンドは、2017年に日本で行ったクラウドファンディングの支援で、2018年にマディプールティミ市が所有する空き地にフェンスを作りできたもの。
2018年以降も日本の方々のご寄付で、継続してメンテナンスを行い。FCレアーレの活動グラウンドとしてだけでなく、地域の子どもたちの遊び場として活躍してくれています。
日本の多くの方々の応援によって、第6回目のレアーレカップがネパールで開催できましたこと、深く感謝申し上げます。
これからも、ネパールの子どもたちの希望と学びの場を提供するために、ネパールでもレアーレカップを継続して開催してまいりたいと思いますので、応援のほどよろしくお願い申し上げます。